【パソコン基礎知識】 パソコンの電源のON・OFF

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  【パソコン基礎知識】 パソコンの電源のON・OFF【パソコン基礎知識】 パソコンの電源のON・OFF

パソコンで何ができるの」や「パソコンの機器構成(ハードウェア・ソフトウェアとは)」では、おもにパソコンを外側からみた場合のお話をしました。 今回は、実際にパソコンを利用して、基本操作に関する勉強をしていきましょう。

というわけで、今日は基本中の基本「パソコンの電源のON・OFF」についてです。 「電源のON・OFFぐらいわかるぞ、馬鹿にするな!」という声が聞こえてきそうですが、まあ私のお話も聞いてください。 少しぐらいは「へぇ」と思える内容ですよ。

まずはパソコンの電源を入れる場合。これは特に問題ないですね。モニタやその他の周辺機器(外付けのハードディスクやDVDドライブなど)、本体の電源ボタンを押してONにするだけです。 ひと昔前までは、本体の電源を入れる前に、周辺機器の電源を入れておかないと、周辺機器が動かないという面倒なことがありましたが、最近では後からスイッチONしてもほとんどの周辺機器が使えるようになりましたね。パソコンの技術進化はすごいです。

次に、パソコンの電源を切る場合。実は今回お話したかったのは、「パソコンの電源を切る際の注意事項」なんです。

普段私たちがパソコンを使い終わった後は、スタートボタンのメニューから「終了オプション」を選び、「電源を切る」を押して本体の電源を切りますよね。こうするとWindowsが本体の電源を切ってくれるので、あとはモニタやその他の周辺機器のスイッチをを自分でOFFにすればいいんですね。

まさか本体の電源をいきなり押してOFFしている方はいないと思いますが、電源を切るだけなのにこんな面倒なことをしないといけないのには理由があるんです。

パソコンは色々な情報を「ハードディスク」と呼ばれる場所に保存しています。パソコンの実行中は、このハードディスクへ情報を書き込んだり、読み込んだりといった動作が頻繁に行われています。ハードディスクには「Windowsそのもの」も保存されていますので、これが壊れてしまうとパソコンが動かなくなるんですよね。

いきなり電源をOFFしてはいけないのは、この「ハードディスクを壊さないため」というのが大きな理由です。もしかしたらハードディスクに情報を書き込んでいる最中かもしれない時に、いきなり電源をOFFにすると、きちんと保存されない可能性があります。

また、ハードディスク内部にはCDやMDのような円盤が入っていて(厳密には違いますが)、この円盤を上下から歯でかむようにして情報を読み込んでいます。突然電源をOFFにされると、ハードディスクの歯は円盤をかんだまま元の位置に戻ろうとして、表面に傷をつけてしまう場合があります。こうなると傷ついた部分の情報が次回から正しく読めなくなって、パソコンが起動しないということになるんですよね。ハードディスクにも心の準備が必要ということです。

Windowsのスタートボタンのメニューから終了する方法は、ハードディスクを安全な状態にしたり、さらに実行中のプログラムがあればユーザにそのお知らせをしたりと、終了前に色々なチェックをしてくれます。そのチェックがOKであれば、Windowsが本体の電源を自動的に切ってくれるようになっています。

終わるだけなのに時間がかかって面倒だと思いますが、理由あってのことですので、急いでいでもいきなり「電源ブチッ!」なんてことのないようにしましょうね。
※最近、パソコンでテレビを見ることができる機種が増えてきたせいもあって、いきなり電源のON・OFF可能なパソコンがあります。おもにサスペンド機能というものを利用しているんだと思います。テレビをみるためだけにWindowsが起動するのを待つのは面倒ですものね。この機能を利用するとすぐにパソコンが利用可能になりますが、待機電源を消費します。


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