【パソコン基礎知識】 文字の入力方法について(応用編)
・文字の入力方法について(基礎知識編)
・文字の入力方法について(実践編)
に引き続き、今日は3回目の(応用編)です。
文字の入力にはもう慣れましたでしょうか?文字の入力(タイピング)はとにかく練習が大切です。
慣れるに従って、入力のスピードもだんだん速くなってくると思いますので、がんばって練習してください。
さて、今回は(応用編)ということでちょっと便利な入力方法などについてお話してみたいと思いますが、その前に少し前回の復習を。
文字の入力は以下の要領で行うのでした。
『IMEの入力モードをひらがなにしておいて文字を入力し、入力した文字に下線がついた状態(下図)でスペースキーを押す。
すると変換できる文字の候補がいくつか表示されるので、そこから好きなものを選択し、Enterキーで確定する。』
そして前回の記事の最後に『実は「ひらがなモード」で変換元の文字を入力すれば、
すべての文字(ひらがな・カタカナ・漢字・英数)に変換可能なんです。』と書きました。
では、それについてお話しましょう。
MS-IMEを利用した文字の入力では、下図に示すように下線のついた状態(未確定の状態)からスペースキーを押すことで変換候補が表示されます。
ひらがな・カタカナ・漢字は、スペースキーをポンポンと何度も押していると順番に候補として出てきます。
ただし、英数字が出てこないですよね。どうすれば、ひらがなモードで英数字に変換できるのでしょうか。
結論から言ってしまうと「ファンクションキー」を利用するのです。
ファンクションキーとは、キーボードの一番上に並んでいる「F1」から「F12」までのキーのことをいいます。
F1の[F]は、Functionの頭文字です。
ファンクションキーの(F6〜F10)のキーを利用することで、以下のような変換が可能です。
※ファンクションキーによる変換は「入力モード:ひらがな」かつ「入力未確定」の状態の時に利用します。
例えば、アルファベットでsuccessと書きたいとします。
この時、ひらがなモードで入力すると以下のような状態になります。なんだか変ですね。
この入力未確定の状態でファンクションキー(F9またはF10)を押すとアルファベットに変換できます。
「F9を押すと全角の英数字:success」に、「F10を押すと半角の英数字:success」に変換されます。
好きな方を選び、Enterキーで変換を確定します。
ねっ、すごくないですか?私がこれを知ったときは、便利さに感動しました。F9、F10以外のキーもを含め以下にまとめてみます。
- [F6 ]:F6を押すごとに、前から1文字ずつカタカナに変換
- [F7 ]:全角のカタカナに変換
- [F8 ]:半角のカタカナに変換
- [F9 ]:全角英数字に変換
- [F10]:半角英数字に変換
お話が複雑になるので、今回は説明しませんが、F7からF10のキーも押す回数によって違う文字に変換されます。
興味のある方は試してみてください。
もちろんIMEツールバーの設定を「ひらがなモード」ではなく「英数字モード」にすればアルファベットは入力できます。
でも、ほんの数個のアルファベットを入力するためだけにIMEツールバーの設定を変えるのって面倒ですよね。英文中心なら話は別なのですが。
というわけで、私がおすすめする文字入力の練習方法は『ひらがなモードにしておいてアルファベットが
出てきたらファンクションキーで変換する』というやり方です。
いちいちIMEバーの設定を変えなくて済むので、文書作成などの仕事は結構早くなると思いますよ。
あとは練習あるのみです。タイピングソフトなども色々ありますから、それで練習するのもいいかもしれませんね。
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